1949年に広島県比婆郡に運送業として創業しました。
現西城町はかつて出雲路・備中伯耆路が通る要地で、「東城・西城はくろがねところ」と歌われた製鉄の町。
江戸時代には西城川源流域をはじめ鉄山業が繁栄し、鍛冶の町、鉄の集散地として発展した地でもあります。
砂鉄・鈩・木炭・大鍛冶などの各分野で生産・輸送に多数の人々が従事していた背景は、旧来から恵まれた地とその分野の専門家が集まる地でもありました。
1962年に新たな事業の展望より砕石部門を開設、中国自動車道の工事において、たしかな実績を伸ばしました。
1970年に運輸業と砕石業を併合して社名を西城運輸砕石株式会社に変更し、1973年には自社の給油所として、日本石油の西城給油所として比婆山石油(有)を設立。
以来、砕石の専門メーカーとして良質な生産・販売・運輸に努め、地場企業として着実な発展を遂げてまいりました。
情勢の変化に柔軟に対応しながら、1990年に(有)田中建材店を経営権を譲り受け子会社化し、一般土木事業を拡張、1994年に庄原営業所を開設、砕砂プラントの設置に着手し、砕砂の生産、販売を開始いたしました。
安定供給できる生産体制と能力の向上に取り組みながら、生産から輸送まで一貫した体制を築き、より効率的に製品を提供できるようになりました。
1994年には庄原市是松に庄原営業所を開設、また砕石場にて砕砂プラントを設置し砕砂の生産、販売を開始いたしました。1997年には、環境問題にも対応するため、再生事業として、アスファルト、コンクリート廃材の受入業に加え、中間処理業を開始し、再生砕石の生産販売など積極的に新規事業に進出。
2005年に創業50周年を迎え、翌2006年に(有)田中建材店と合併しました。